製薬業界の中でも、かなり大きな部類に入るアステラス製薬。
それだけではなく、製薬業界は特殊な業界ですから、興味のある方もかなり多いのではないでしょうか。
第二新卒から転職したいと考える人もかなり多いため、下調べや予備知識が不可欠。
今回は第二新卒でアステラス製薬に転職するときに知っておきたい社風から年収、利用すべき求人媒体までくわしくご紹介します。
Contents
第二新卒憧れの会社!アステラス製薬ってどんな会社なの?
アステラス製薬は東京都の中央区に本社を構える大企業です。
2005年に藤沢薬品工業と山之内製薬が合併する形でできた企業であり、従業員数は1万6千人を超える規模を誇ります。
世界的に見ても製薬会社の中では大企業であり、売上高は上位20番以内に入る優良企業です。
アステラス製薬の気になる業績
2018年度のアステラス製薬の売り上げは、連結で一兆円を記録しており、2020年度は利益率20%を目指して行動するという指針を発表しています。
とても高い売上高を誇っており、これからも躍進が期待できる大企業です。
アステラス製薬の今後の経営課題
アステラス製薬の今後の経営課題としては、主力製品として販売している医薬品の特許切れが迫っているということです。
とくに2018年から2019年にかけて特許切れになる主力製品があり、もし上手く対応できなければジェネリックの解禁で主力製品の売り上げに期待できません。
そのため何も対策を打てなければ、今後は厳しい戦いになるとの見方もあります。
またそれだけでなく海外市場での売り上げが大きいこともあり、為替変動などの影響をまともに受けるリスクも。
グローバル企業の宿命ですが、特許切れのリスクだけでなく、世界情勢の変動を受けると業績が悪化する恐れもあります。
アステラス製薬だけに限らず、製薬業界は全体的に過渡期にあります。
製薬業界ではジェネリック医薬品などが隆盛しており、新薬メーカーなどは「値段は安いけれど効果は同じ」というジェネリック医薬品のインパクトに押されて苦しい状況。
そのため薬価の引き下げが起こりつつあるのです。
薬価が引き下げられると、当然、製薬会社に入ってくる売上高が減るために大きな打撃となります。
目先の売上高は高いのですが、これから先は国内市場の低迷は避けられず、課題は山積みです。
アステラス製薬の仕事のやりがいは?第二新卒でも活躍できるか
アステラス製薬の仕事のやりがいは、自社開発の製品での営業を行えるため、会社の方針通りに営業ができる点です。
それだけでなく製薬会社の営業先は、お医者様をはじめとした社会的な地位の高い人物を相手に営業をするため、正確な知識をもとに営業する能力が身につきます。
加えてアステラス製薬では、大企業なので社会からの信頼が厚く、仕事を進める上でもストレスは比較的感じにくいのも魅力的。
もちろんお客様であるお医者様の方が、医療などの知識に長けているのは間違いないですから、営業担当者も医療知識を身につけなければ信頼されません。
アステラス製薬の社風は?第二新卒でも馴染めるか
アステラス製薬の社風は、日系メーカーらしい風土を持っており、会社内の風通しは良いと評判が良いです。
それだけでなく、会社全体として目標に向かって取り組む風土を持っている点も特徴。
チームワークを重視しして仕事を進めたい、雰囲気の良い会社で働きたいと考えている方にとってはとても良い会社だと言えます。
アステラス製薬の平均年収は?第二新卒者でも高給をもらえるか
アステラス製薬の平均年収はとても高く、1079万円という高い平均年収です。
大卒の正社員の平均年収が現在は400万円代なのに対し、1079万円という平均年収がいかに高いかご理解頂けると思います。
なんと大卒平均年収の倍以上の高い年収を得られるのです。
製薬業界はそもそも平均年収が高いことで知られていますが、アステラス製薬はその中でもトップクラスの平均年収。
高い給与と大企業勤務してみたい、という強い想いがあるのであれば積極的にトライすべき企業です。
高い年収の理由は、会社が海外展開しておりグローバル規模での売上高を誇っていること。
また医薬品を開発し、その特許を独占して販売できるという強みを持っているためです。
自分たちで開発した製品を自分たちで販売できるので強い、ということですね。
アステラス製薬の求める人材とはどんなものか?
アステラス製薬の求める人材は、コミュニケーション能力に優れた人材であり、お客様である患者様のために尽くせる人材です。
医薬品メーカーの行う事業は営利企業であるとはいえ、最終的には患者様の将来を左右するような危険性も持ち合わせた仕事。
積極的に医薬品に関する知識を勉強することも大切ですし、お医者様とのコミュニケーションを武器にさまざまな商品を販売しなくてはなりません。
信用できる人物でないと採用されにくと言えます。
アステラス製薬の面接選考難易度は?第二新卒が転職するのは大変か
アステラス製薬の面接選考の難易度はとても高いです。
アステラス製薬は日本を代表する製薬会社でかつ、社会貢献性の高い事業を行っているためとても高い人気を誇ります。
日系のトップ30にも入っているような企業なので、当然、面接を受けに来る第二新卒者の数も多いです。
面接選考を受けるライバルが多いほど採用難易度は高くなるのはご存知の通り。
第二新卒者が内定を勝ち取るためには、しっかりと対策を行うほか、求人媒体選びも大切でしょう。
面接は何回あるの?
アステラス製薬の面接は多くて最大3回程度です。
中途採用者の場合、ほとんどの会社で新卒採用のように4回も面接をすることはありません。
職種によっては面接回数などに違いが出てくる可能性もあります。
アステラス製薬の仕事は厳しいのか?第二新卒後の転職先には最適か
アステラス製薬の仕事は職種によっては激務となります。
MRのような医療系の営業職は基本的に拘束時間が長いですし、お医者様の急な発注にも対応しないといけないので忙しいと言えるでしょう。
ほかの大企業のような、のんびりとしたイメージを持っていると、面食らってしまうこともあり得るかも。
一般的な事務系の職種の場合、大企業であることからコンプライアンスの観点で、残業時間削減に取り組んでいます。
アステラス製薬の中途採用者の扱いはどうなのか?
アステラス製薬に関しては、新卒社員と中途採用者の扱いが極端に違うということはないと言えそうです。
理由としては吸収合併を行ったあとにできた会社なので、企業のカルチャーそのものが一本ではないという予測ができるため。
吸収合併を行った会社は、それぞれのバックボーンを許容する風土を持っているため、あとから入った中途採用者の方がノビノビと仕事をできる傾向にあります。
むしろ以前から在籍していた社員の方が仕事をしにくいのです。
もともといた社員たちは、どちらの会社出身かで話題を変える必要があったりと、独特のやりづらさを感じています。
後から入社した人は背景を知りませんので、仕事に関しては以前からいた社員よりも気を遣うケースは稀でしょう。
医薬品業界は今後も吸収合併を何度も行う可能性があるため、中途採用希望者にとってはとてもやりやすい業界と言えます。
アステラス製薬の社内教育制度は?
アステラス製薬の社内教育制度はとても充実しています。
アステラス製薬内で独自の教育を受けられる、アステラスビジネススクールを運営している点が特徴。
部署を変えたいと考えた場合は、他部署の仕事に挑戦できるジョブチャレンジ制度を導入しています。
アステラス製薬へ第二新卒で転職するなら転職エージェントが不可欠
アステラス製薬への第二新卒での転職を本気で考えている場合には、転職エージェントの活用をオススメします。
大企業なので自社ホームページからも募集を行っていますが、転職エージェントを活用した方が内定率が高いと考えていいでしょう。
なぜなら転職エージェントを活用することで、しっかりと書類選考や面接選考を受けられる可能性が高いからです。
自社ホームページへの応募をかけると、大企業のために人事担当者のキャパシティーを超えた応募が集まってしまいます。
そうするとふるいにかけるために、まともに面接してもらえずに落とされるケースも。
第二新卒の場合は職歴が浅いため、優秀で経験豊富な採用候補との勝負になると、即戦力の観点から負けえてしまう恐れもあります。
転職エージェントを通して選考を受ける場合、人事担当者へのレスポンスせざるを得ません。信頼関係がありますから。
これはエントリーしても見てもらえないという状況を防げる上に、信頼されているエージェントの推薦であれば「1回くらいは面接しておこうか」と考えてもらえる、という意味です。
これだけでもかなり内定のチャンスは広がりますよね。
あなたの転職を徹底的にサポートしてくれる転職エージェントを積極的に活用して、アステラス製薬への転職を実現しましょう。
第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。