第二新卒として転職を目指す理由には、さまざまな理由があると思いますが、この先長い年数を働くのなら、本当に働きたいと感じる会社に就職したいですよね。
そして働いてみたい企業として、とても人気があるのがサイバーエージェントです。
最近でもまったく新しいコンセプトのメディアである、AbemaTVをスタートさせてとても好評。
これまでになかった画期的なサービスを次つぎと始める様は、まさにベンチャー企業らしいイケイケの雰囲気で、そんな職場に憧れる人は多いでしょう。
この記事では、そんなたくさんの人が憧れるサイバーエージェントに、第二新卒から転職するための具体的な方法について解説します。
Contents
- 1 転職するその前に!サイバーエージェントってどんな会社なの?
- 2 就職後も安泰?サイバーエージェントの気になる業績
- 3 激務だけど楽しい!サイバーエージェントでの仕事のやりがいとは?
- 4 サイバーエージェントの社風・風土とは?
- 5 サイバーエージェントの平均年収は?
- 6 柔軟性をアピールしよう!サイバーエージェントの求める人材象
- 7 サイバーエージェントの面接選考難易度は?
- 8 サイバーエージェントの仕事は厳しい?
- 9 差別はない?サイバーエージェントでの中途採用者の扱い
- 10 魅力的!サイバーエージェントのユニークな福利厚生制度
- 11 サイバーエージェントが採用する社員教育制度は?
- 12 サイバーエージェントのインターネット広告事業は伸びしろが大きい
- 13 サイバーエージェントへの第二新卒での転職を本気で考えるなら
転職するその前に!サイバーエージェントってどんな会社なの?
サイバーエージェントは、IT系企業であり、いわゆるメガベンチャー企業の1つです。
アメーバブログやAmebaTVなど、インターネットに抵抗感のない、20代の第二新卒の転職希望者の方たちであれば、何らかの形で知っていたり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。
インターネットメディアやITサービスをメインビジネスとして運営している企業であり、知名度や利用者の層から、インターネット広告の分野に独自の強みを持ったIT企業です。
事業以外に知られていることとして、入社式などが特殊で注目されるなど、派手で前衛的な会社の印象があります。
また社長も著名人として、本業以外にもさまざまな媒体で活躍していることから、その社風に憧れて入社してみたいと考えている人が多い人気企業の1つです。
就職後も安泰?サイバーエージェントの気になる業績
サイバーエージェントの業績はとても好調です。
売上高・経常利益ともにとても良い状態で、売上高は2074億円、営業利益なんと197億円!
前年比で売上高は15パーセント増、営業利益は39.2%の増益で、ベンチャー企業とは思えないほどの安定した業績です。
このように大きく業績を伸ばした背景としては、ネット広告とゲーム事業が大きく伸びたことが主な原因とされています。
今後も主力の事業で安定した収益を確保しつつも、AbemaTVのような先進的なサービスのスタート・成長が期待されており、業績の伸びしろはあると予想できるでしょう。
ただしabemaTVなどの新しいサービスは、先進的なサービスゆえにまだまだ課題が多く、これからという状況。
このような事業に、あなたの力がきっと必要とされているはずです。
サイバーエージェントの今後の経営課題
サイバーエージェントの今後の経営課題として、メディア事業で新たに参入した、AbemaTVをどこまで伸ばせるかが一番大きな課題でしょう。
ほかにもインターネット広告に関連し、高い利益率を見込めるインフィード広告事業・動画広告事業を伸ばすことも求められます。
また社内の人材育成に、優秀なクリエイターを採用して育成することで、技術力の高い優秀な社員を育てることも、若い社員の多いベンチャー企業ゆえの課題といえるでしょう。
激務だけど楽しい!サイバーエージェントでの仕事のやりがいとは?
サイバーエージェントの仕事のやりがいは、仕事に必要な工程をすべて経験できるところだとされています。
メガベンチャー企業といわれるほど規模の大きな会社には成長していますが、ベンチャー企業らしい文化・風土はまだまだ顕在。
広告事業などの担当者になれば、案件をイチからすべて経験できることから、とてもたくさんの経験を積めるはずです。
もちろんイチから任せられるということは、ある意味何もわからなくてもフィールドに放り出される、ということ。
それがベンチャー企業特有の理不尽でもありますが、同時におもしろさともいえます。
またひとつの職域にこだわることなく、見込みがあるとされれば、さまざまな職種を経験できるため、いろいろな仕事に挑戦できるところも魅力です。
サイバーエージェントの社風・風土とは?
サイバーエージェントは、若い社員が多いため、比較的風通しの良い社風だといわれています。
もちろんサイバーエージェントには新入社員だけではなく、第二新卒に当たる年齢層が、最前線で会社を引っ張り活躍中。
また変化の激しいインターネット事業を行っている会社でもあるため、社風は自由にならざるを得ないともいえるでしょう。
若者が多いベンチャー企業にありがちな、勢いのある独特の風土ですね。
社内行事なども多く、部署間にあまり隔たりがあまりないことから、良くも悪くもいかにもベンチャー企業といったところ。
一般的な大企業にある、厳しい上下関係もあまりなく、かなりフラットな組織だといわれています。
体育会系でガチガチの上下関係の中で、じっくりと働く方が落ち着く、というタイプには向いていないかもしれません。
サイバーエージェントは激務のために残業が多い
サイバーエージェントはベンチャー企業ですから、安定している大手の企業とくらべるとかなりの激務です。
とても華やかな業界ではあるのですが、広告営業はお客様のニーズを徹底的に把握して行わないといけないため、徹底的に仕事と向き合わなければなりません。
広告の効果が出ない場合は、たとえ責務がないとしても追及されますし、広告を出す会社のことをしっかりと理解していなければ、大切なクライアントを怒らせてしまうなど苦労があるでしょう。
ただし目標を達成したり、効果が出た場合には、お客様に心から感謝される仕事ですから、大変な分やりがいもあります。
サイバーエージェントは注目を集めるメガベンチャー企業
サイバーエージェントは、女性社員がヒット曲のプロモーションビデオをパロディにして動画をアップしたりと、世間の注目を集めるのが上手な企業です。
メインビジネスが広告業ですから、ネットを使って人の注目を集めるのは、得意なのでしょう。
ド派手な演出で社風や社員を就活生や転職希望者に知ってもらうだけでも、必然的に注目が集まるために採用経費の節減になりますし、他の会社よりも優秀な人材を集めることに成功しているのです。
これだけの規模の企業に成長できたのは、どうすれば世間から注目されるのかを、経営者を含めて企業全体で考えているからなのではないでしょうか。
サイバーエージェントで働けば、あなたもきっと注目を集めるための考え方やスキルを身につけられるでしょう。
その考え方やスキルは、どんな場所・仕事・生き方にも応用できるはずです。
サイバーエージェントの平均年収は?
サイバーエージェントの平均年収は、700万円代程度といわれています。
注目すべきはベンチャー企業だけあり、20代の前半から年収が500万円台に到達する可能性があること。
若い世代の場合は、残業代が含まれての年収にはなりますが、20代で年収500万円に到達することができるのは全国的にもかなり稀。
一般的には30代の後半あたりからだとされていますから、サイバーエージェントはかなり高い年収だといえます。
ただし激務のために、短い期間で退職を選ぶ社員も多いという点には注意が必要です。
とはいえ、20代でこれだけ年収が高ければ、長く働き続けることも十分に魅力的。
多くの社員が退職するということは、それだけ残る社員にチャンスがあるということでもあります。
柔軟性をアピールしよう!サイバーエージェントの求める人材象
サイバーエージェントの求める人材象は、目まぐるしく変わる経営環境に耐えられる人材です。
まさに第二新卒の採用層に期待している人材象にピッタリと当てはまります。
第二新卒の若者であれば、あまり過去のしがらみなく仕事を進めることができ、柔軟に知識や仕事を吸収できることから、変化に強く素早く対応できるでしょう。
またサイバーエージェントに限らないことではありますが、日本企業が求めている人材は、素直で前向きに業務に取り組める人材。
独特でクセのある人材は、やや敬遠されてしまいやすい文化は、日本企業であればある種当たり前の現象です。
そのためサイバーエージェントが、いくらベンチャー企業とはいえ、あまり奇抜な主張はせずに、素直で前向きに業務に取り組める人材であることをアピールしましょう。
サイバーエージェントの面接選考難易度は?
サイバーエージェントの選考難易度は高いといわれていますが、ベンチャー企業ゆえにライバルが特段強いというわけでもありません。
そのため努力を怠らなければ、第二新卒であっても、入社できる可能性は十分にあります。
またベンチャー企業の場合は、老舗の企業とは異なり、募集人員が一定しない場合もあるため、人材の確保を急いでいるときには採用される可能性も高まるでしょう。
老舗の大手企業は、安定感があり人材の流動性が低く、採用に迫られることがあまりないために採用も厳しいのですが、サイバーエージェントではそうではないということですね。
人員計画がうまく進まないことも頻繁にあるため、もし条件に合致する人材がいれば採用には積極的なのです。
しかもサイバーエージェントが求めている層は、第二新卒にピッタリ合致するため、ほかの大企業を狙うよりも内定を獲得するチャンスは高いといえるでしょう。
第二新卒者の転職希望者には、じつはかなり狙い目の企業です。
サイバーエージェントの面接での質問を特集!
サイバーエージェントの面接で問われる内容は、一般的な内容が多いと予想できます。
なぜサイバーエージェントに転職したのか、なぜサイバーエージェントでの仕事に興味を持ったのか、サイバーエージェントで何をしたいのかなど、オーソドックスな質問が主体となるでしょう。
とはいえ同社は個性を尊重する風土のある会社です。
あまりにも個性が埋没すると印象に残らないため、素直なイメージは残しつつも、印象に残る受け答えやアピールも交えたいところですね。
質問例:なぜ、サイバーエージェントを志望されましたか?
解答例:
「御社が手がける広告事業に、とても大きな興味があり、可能性を感じるためです。これまでは事務職の仕事をしてきましたが、自分が主体となり、さまざまなことを取りまとめる営業職の仕事に興味を持ちました。
また御社では、ネット広告動画やアメーバTVなどのように、インターネットの枠内でありながらも、既存メディアにも影響を与える大胆な仕事をされており、そこにも大きな関心があります。」
またサイバーエージェントは、理系職種の採用にとても力を入れています。
人材育成の方針として技術職の強化を掲げていることから、社内のエンジニアを育てて強化する、考えを持っているようです。
質問例:当社にエンジニアとして転職してきて何ができますか?
解答例:
「現在新卒入社した会社ではエンジニアとして仕事を習得していますが、年配の社員を含めてルーチンワークが多く、本当にこのまま仕事を覚えて行ってキャリアアップできるのか不安になりました。
また典型的な年功序列型のシステムをとっており、年次ごとに仕事が細かく細分化されているためになかなか本当にやりたい、面白いと思える仕事にも出会えていません。
そこで御社のように、若手が活躍している企業で技術力を磨きながら、お客様のニーズにこたえるエンジニアを目指すことでより高いレベルの技術を身に付けたいと考えるようになりました。」
このように基本的な質問を想定し、事前に対策をしておけば内定を獲得しやすい大企業の1つなので、抜かりなく質問に対する答えを準備し、堂々とした態度で面接を受けてチャンスを物にしてください。
サイバーエージェントの仕事は厳しい?
サイバーエージェントでの仕事はとても大変です。
ベンチャー企業の中でも飛び抜けた規模であり、先進的なことに積極的に取り組んでいることからも想像できるように、仕事の時間は間違いなく長くなるでしょう。
また急成長したベンチャー企業によくあることなのですが、先輩社員たちがイケイケなスタイルの仕事である場合が多く、中途採用組はその雰囲気についていく意識を持たないと振り落とされてしまうかも。
仕事の進め方なども老舗企業では見られない独特のものがあり、一般的な企業の仕事の進め方とはまるで異なります。
残業時間が長く、仕事のやり方が平準化されていない(目まぐるしく変わるためにできない)がゆえに、変化に馴染めなければ仕事についていけなくなる恐れもあるでしょう。
もちろんこれはサイバーエージェントに限らず、どのベンチャー企業にもいえることです。
差別はない?サイバーエージェントでの中途採用者の扱い
サイバーエージェントでは、第二新卒層を積極的に狙って採用活動をしているといわれており、新卒社員とくらべとくに差別的な扱いをされることはないでしょう。
理由としては、ベンチャー企業は成り立ちからしても、これまでになかった新しい考え方の人種を好んで採用します。
そのため入社年次がいつだったか、何年くらい会社にいたから偉い、というような序列感覚は薄いのです。
その代わりに、転職してすぐに成果を求められるなど、能力至上主義の一面があることには注意が必要。
とくに数字のハッキリ出てしまう営業職では、数字に対して外資系ばりの強烈なプレッシャーをかけられる恐れもあります。
当然厳しい対応は憎くてやっているわけではなく、中途採用者は入社して、できるだけ早く大きな成果を上げてもらい、成功体験を積んでもらうため。
大企業になったとはいえ、やはりどこまでもベンチャー企業の匂いのする風土なのです。
魅力的!サイバーエージェントのユニークな福利厚生制度
サイバーエージェントはとてもユニークな福利厚生を採用しており、たびたびメディアなどで紹介されています。
ユニークな制度として有名なのは、独特の家賃補助制度です。
サイバーエージェントの福利厚生は、「2駅ルール」と「どこでもルール」と呼ばれる独自のシステムが採用されています。
これは勤務しているオフィスの最寄り駅に応じて補助を支給するという制度。
各線二駅圏内に住んでいる社員には毎月3万円の家賃補助を打ち、勤続年数が5年以上経過した正社員にはどこに住んでいても、5万円の家賃補助を支給するという制度です。
会社から近くに住んでいれば、勤続年数が短くても3万円がいきなりもらえますが、遠い場合には5年経過するまで家賃補助が出ません。
できるだけ仕事場の近くに住んで、仕事をしてほしいという想いが制度に込められています。
また「リフレッシュ休暇休んでファイブ」という制度もあり、入社三年目を迎えた社員に5日間の有給休暇を取得させるという制度も用意されています。
社内で安く美味しいお弁当を食べることができるサポ飯制度などもあり、仕事がハードな分だけ福利厚生を充実させ、社員定着に力を入れていることがよく分かります。
産業医面談制度、退職金制度など、採用ページでも福利厚生をかなりアピールしており、一般の大企業以上の印象。
福利厚生の面でも、魅力的な企業ですよね。
サイバーエージェントが採用する社員教育制度は?
サイバーエージェントの社員教育制度には、次世代インターネットプログラムという制度があります。
略してJIPと呼ばれる制度で、広告営業のスペシャリストを育成するためのプログラム。
これまでサイバーエージェント社は、OJT(オンザジョブトレーニング)方式を採用していましたが、会社の成長とも限界が感じたそうです。
そのため新たな教育プログラムとして、新卒・中途採用者を問わず、しっかりとした教育を施す工夫が見られます。
サイバーエージェントのインターネット広告事業は伸びしろが大きい
テレビのCMや電車の中吊り広告など、広告にはさまざまな種類のものがありますが、急成長しているのはインターネット広告の分野です。
理由としては、テレビCMではあまり効果が上がらないということが認知されつつあることから、大企業でもインターネット広告を行う時代になりました。
テレビCMが下火で、成長率が下がっているのに対して、現在はインターネット広告(いわゆるデジタル広告)の成長率が20%に迫っています。
そのためインターネット広告事業に長く取り組んでいた企業は、これからさらに成長していくと考えられます。
サイバーエージェントへの第二新卒での転職を本気で考えるなら
第二新卒専用の転職エージェントを使うのがオススメ。
サイバーエージェントに第二新卒での転職を考えているのなら、転職エージェントの活用をおすすめします。
なぜなら転職エージェントを活用した方が、採用される確率が高くなるからです。
転職サイトの場合は、人気企業に転職希望者が集まりすぎると、書類選考で落とされる確率が高くなります。
ほかにもハローワークなどでは、サイバーエージェントのような先進的なベンチャー企業が、積極的に求人を行うとは考えにくいでしょう。
仮にハローワークで求人が出ていたとしても、採用される可能性は低いです。
ハローワークを経由して応募してくる転職希望者の中には、失業保険の受給を行うために面接を受けようと考えている者もおり、本気度が低い転職希望者が混じるため。
そのため規模の大きい企業の人事は、かならずといっていいほど、効率がよく質の高い求職者が集まりやすい転職エージェントを積極的に活用します。
転職エージェントを活用して、あなたもぜひサイバーエージェントへの転職活動を成功させましょう。
第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、こちらの記事でもくわしく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。