第二新卒業種

第二新卒からメーカー(製造業)に転職するための基本をやさしく解説

更新日:

第二新卒からメーカーに転職したい、と考えている人は多いのではないでしょうか。

メーカーではなく代理店や中間業者に就職し、その現状から「これならメーカーの方がずっといいのではないか」という思いが芽生えることもあるでしょう。

実際に流通の上流にあるメーカーは、離職率がとても低く、勤続年数が長いケースが多いため、転職を希望する人も多いです。

ですがそこで感じるのが「本当に第二新卒からメーカーへ転職できるのか」という不安。

一般的に新卒を重視するイメージがあるため、第二新卒からの転職は無理、とあきらめている人は多いでしょう。

ですが大丈夫!第二新卒ならまだまだメーカーへの転職は可能で、逆に第二新卒だからこそ成功するケースは多いです。

この記事では、第二新卒からメーカーへ転職するためのポイントについてやさしく解説します。

 

第二新卒に人気!メーカー勤務が魅力的な理由

メーカーの魅力は、何といっても年間休日数の多さや、労働組合がしっかりと機能していることでしょう。

福利厚生が充実し、給与も安定して支給されている会社が多いのが特徴です。

賞与(ボーナス)は、商社などに比べると少し少ないですが、業績が上下しづらいことが多く、安定した支給が魅力的。

また会社にもよりますが、メンタルヘルス不全に罹患してしまった社員などに対しても対応が優しく、働きやすい会社が多いです。

これは離職率の低さや、平均年齢の高さを見れば一目瞭然です。

日系のメーカーだけなく、外資系メーカーでもこの傾向はあり、働きやすい風土があります。

メンタル不全者が、職場復帰するまでのメンタルヘルス復帰プランを整備している会社も多いので、体調を崩してしまったとしてもある程度は安心でしょう。

 

チームワークと協調性

転職組から魅力的に感じるのは、メーカーではお互いを助け合うという風土があることです。

ほかの業種とくらべて、転職組に強烈なプレッシャーをかけることはあまりありません。

生産工場が主力であるメーカ―では、製造部門から営業部門まで、助け合いの精神がなければ一つの製品を作り上げられません。

部署による立場の差があれど、仕事をしていく中で一致団結しなければ、高品質な製品は作れないという考え方を持った管理職も多いので、必然的に働きやすくなります。

基本的に勤務体系もこの助け合いにが色濃く反映されており、現場以上の残業時間を営業職を含めた事務部門がするという状況もあまりありません。

そのため会社全体が、主力である製造現場に合わせて仕事をしていくことになります。

これが働きやすい風土を醸成している理由です。

 

第二新卒でもOK?日系メーカーの採用の特徴

第二新卒からメーカーへ転職する場合に、本当に枠があるのかという不安ですよね。

もちろん十分に転職できる余地はありますが、メーカーによってスタンスがまったく違うので、事前によく調べておく必要があるでしょう。

第二新卒が狙うのなら、比較的小さな企業がおすすめです。

 

第二新卒が狙うのなら中小のメーカー企業

第二新卒からメーカーへの転職を狙うのなら、中小規模のメーカーがおすすめ。

あまりにも大手になると、新卒重視でそもそも中途採用の枠がとても狭いケースがありますが、中小規模のメーカーであれば話は別です。

いくら企業風土を大切にしているとはいえ、教育コストなどを考えると、ある程度社会人としての経験を積んでいる優秀な人材を採用する方がメリットがあります。

転職エージェントにもぜひ相談してみてください。

 

現業職よりも営業・事務・経理などが狙い目

メーカーといえば、現場での製造に携わる現業職がメインですよね。

もちろん現業職を狙って転職活動をするのもありですが、意外と狙いめなのが営業・事務・経理などの職種。

例外もありますが、人材が足りていないケースも多いので、採用される可能性は十分にあります。

とくに前職で担当していたのであれば、チャンスかもしれません。

エージェントに相談のうえ、どの職種で応募するかを決めるとよいでしょう。

 

大手の日系メーカーは新卒採用重視

優良な日系メーカー(製造業)は新卒以外を積極的に採用する習慣は少なく、新卒採用者重視の傾向にあります。

新卒を必要数のみ採用し、定年退職まで大切に育てるという風土を持った会社が多いです。とくに大手メーカーはこの傾向が強いです。

定員枠という概念が常に人事の頭にインプットされているため、定員枠に定める目標数以上に採用を行うということもありません。

これには理由があり、教育計画などが採用枠と入社年次に合わせて、緩やかに行われるシステムがあるためです。

人を育てる風土なしに製造業の成長はあり得ない、という概念が根底にあるために、古くからある日系メーカーは、この教育計画から外れて人を採用し育てるということに違和感を持っています。

自分たちの脈々と続く伝統に中に、外から入ってくるのだから、それ相応の実力者か、将来に期待のできる人物でなければ採用されないのです。

 

現業職はハードルが高い

とくに現場仕事をする現業職(製造ラインなどで機械の管理や製品の製造を行う工員)は、いきなり中途採用を正社員で募集することはあまりありません。

まずは期間工(期間の定めのある契約社員)を採用し、ある程度の見極めの期間を経て正社員雇用を行う、ことが慣例となっている会社も多いのです。

とくに車関係の大手はこの傾向が強いので要注意。

日本は製造業で発展してきた国であることから、メーカーがこのことにプライドを持つ要素です。

脈々と続く大手メーカーの伝統の中に、中途として馴染んでいくには、覚悟が求められるでしょう。

 

メーカーの立場から見た第二新卒の魅力

他社に染まってない人材が重宝される

メーカーの採用側の立場からすれば、第二新卒の魅力は、伝統を破壊されないという点にあります。

日本にあるメーカーは、戦後直後から続いてきた会社も多く、良くも悪くもとても保守的です。

いまだに終身雇用を貫く労使関係のスタイルを持っているのがメーカーの特徴。

新しいものや革新的な技術には大きな興味があり、またそうしなければ会社の未来がないこともわかっていますが、これまで続いてきた伝統を壊したくないという自己矛盾を抱えている企業は多いものです。

内部的な話になれば、労働組合とのこれまでの歴史などもあり、容易に変革を起こせない部分もあります。

保守的なことも、労働組合がきちんと機能している証拠でもあるため、これは転職希望者にはプラスに考えてもよい点。

このような保守的な考え方のために、優秀で協調性のある人物がメーカーでは重宝されます。また考え方は若く柔軟な人物が好まれます。

考え方が若く柔軟な人物であれば、伝統を守りつつ、改革を起こしていくということが可能だからと考えられるからです。

 

伝統と革新を呼び込む人材

「伝統から革新へ」というスローガンを掲げる企業は多いものですが、まさにこの言葉がしっくりとくるのがメーカーです。

こういったスローガンはメーカーに限る話ではありません。

ですが製造業的にこの言葉を解釈するならば、これまでの伝統を破壊するのではなく、大切にしながらも新しいことに挑戦し、革新へ繋げてほしいということです。

第二新卒はまだまだ若手なので、年齢的にもメーカーから見ても、これから育てて行きたいと思える年齢であり、組織の伝統に上手く溶け込めるという期待が持てます。

まさに「伝統から革新」を期待できるのが、メーカーから見た第二新卒の魅力なのです。

 

製造しているモノで、転職の難易度は変わる

メーカーは他の業種と比較して、働きやすい風土があることは前述しました。

ですがもちろん製造している製品や業界によって、仕事の大変さと転職のむずかしさは大きく変わります。

 

食品メーカーの特徴

食品メーカーは、製品の衛生面でとても気を遣う必要があるため、品質管理の体制などが厳しく、そのため年間休日数が少ない傾向にあります。

現場が神経を尖らせていることは、働いている人もやや神経質で品質にこだわる社員が多いということ。

その職人気質のためか、必然的に残業時間なども多くなりがちです。

とくに昨今では、食品メーカーの不祥事も相次いでおり、品質の問題が会社の業績を左右しかねないため、その傾向はより顕著に。

また食品メーカーは競合他社がとても多く、競争の厳しい環境下にあるため、仕事内容も自然と厳しくなります。

現業職でなく、仮に大卒かつ事務系の職種であっても現場全体が同じ傾向でしょう。

 

化粧品メーカーの特徴

化粧品メーカーは、製薬メーカーが市場に参入するなど、とても厳しいシェア争いを繰り広げています。

化粧品はもともと、人の体に付着する製品なので、製薬メーカーと製品が類似する点も多いことが理由。製薬会社は、もともと化粧品が得意な分野なのです。

そのため化粧品メーカーは、必然的に製薬メーカーとの競争が激しくなります。

一見すると就職するのは避けた方が良いように見えますが、より会社の生産性を高めるために投資する企業が多く、給与・賞与や福利厚生面が充実しているケースが多く、とても魅力的です。

競争のあまりない業種のメーカーは、ライバルがいないため、投資も力を入れず現状維持で十分ですから、職場環境や待遇の改善はあまり望めません。

化粧品メーカーは、一見すると魅力がないように思えますが、じつはその逆で待遇面から考えても穴場だといえます。

 

電子製品・部品メーカーの特徴

電子製品や部品を作っているメーカーは、大小に関わらず日本にたくさんあります。

一般的には知られていない会社でも、日本の成長を支えてきたMade in JAPANの誇りと伝統を守り、今でも世界でトップシェアを握っているメーカーもたくさんありますよね。

とはいえ、中国や台湾系の安価な電子部品・家電などの勢いに押されている背景もあり、危機感を募らせている会社が多いのも事実。

つい最近ではシャープの買収があったように、超大手メーカーといえど油断できません。

電子系のメーカーは、学歴や専門的な電子系の知識を求められるイメージがありますが、実際はそこまで募集条件が厳しい会社は少ないです。

電子製品や家電などのメーカーで第二新卒枠で募集があれば、ぜひトライしてもらいたいおすすめの職種です。

 

金融系からメーカーへ転職する場合には、2つの点に注意!

あまり知られていませんが、メーカーは金融系の職歴を持つ転職希望者を避ける傾向にあります。

その理由は2つあります。

1つ目の理由として、金融と製造業は仕事内容が真逆、という認識を持った採用担当者が多いからです。

金融は実体を持たないものでお金を稼ぐ職業。メーカーは誠実に作り上げた製品で、実体のあるモノでお金を稼ぐ業種。

まさしく水と油です。新卒から製造業に勤めるような人物が面接官であれば、なぜわざわざ金融から製造業に転職してくるのかがわかりません。

2つ目の理由は、待遇面での圧倒的な差です。

メーカーは安定こそしているものの、給与・賞与・退職金などは、金融系業種よりもかなり少ない企業が多いことで知られています。

日本のトップクラスのメーカーでも、金融機関にくらべれると待遇は低くなるのです。

そのため人事担当者は、過去の待遇を引きずり、すぐに辞めてしまうのではないか、と離職のリスクを考えるのです。

仮に金融系企業からメーカーへ転職を狙うのであれば、人事担当者が持つ2つの疑念を打ち消す理由の説明が必要でしょう。

 

金融経験者の転職理由の例

転職理由の具体例

これまで金融機関で仕事を行ってきたが、やりがいを感じることができなかった。やはり実体を持つ製品を通して社会に貢献して、利益を上げたいという気持ちを強く持つようになった。

待遇面などについては、仮に給与が下がったとしても、どうしてもメーカーで仕事をしたいので、やりがいや仕事を通した充実感を得ることを優先して、待遇が下がることについては大きな違和感なく受け入れられる。

このような理由であれば、メーカーの面接官を納得させられるでしょう。金融出身者に大切なことは、なぜメーカーで仕事をしたいと思うようになったかという理由をきちんと説明することです。

ここを意識すると、メーカーへの転職はグッと内定の可能性が高まります。

 

メーカーへ転職するときは転職エージェントを活用!

メーカーの求人は転職エージェントだけに、非公開で求人を出すことが多いです。

そもそも求人枠が少ないので、大々的に転職サイトやハローワークなどで大規模に求人をかける必要性がないのです。

他業種で第二新卒枠として10人募集をかけるとすると、メーカーは採用するのは1〜2人程度しかありません。

2桁単位で中途採用者を採用する場合は、転職サイトなど多数の人間の目に触れる求人方法を選択する可能性はありますが、よほど大きな事業拡張などレアな例だといえるでしょう。

メーカーのように少人数を採用するのであれば、転職エージェントを活用する方が質のよい人材を確保しやすいため、求職者側も転職エージェントを活用する方が確実です。

積極的に転職エージェントを活用して、メーカーへの内定を勝ち取りましょう。

 

まとめ

異業種からメーカーへの転職は、今の会社に染まる前の今がチャンスといっても過言ではありません。

第二新卒と呼ばれている間に、転職活動を始めてメーカーへの転職を成功させたいですよね。

早く始めるほどチャンスも広がります。

第二新卒の転職におすすめの転職エージェントについては、つぎの記事でくわしくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

>>【3社だけでOK!】第二新卒の転職活動で使うべき転職エージェント

-第二新卒業種
-, , ,

Copyright© 第二新卒転職のABC , 2019 All Rights Reserved.