日本の誇るメガバンクの一角である三井住友銀行。
大手の金融事業者は、なんだかその響きだけで魅力を感じてしまいませんか?
そのためか第二新卒からの転職先にも、とても人気の企業なんですよね。
この記事では、そんな三井住友銀行の企業風土や年収、転職するために一番効率的な方法までくわしく解説します。
Contents
三井住友銀行ってどんな会社なの?
三井住友銀行は日本最大級の銀行であり、3メガバンクの一角を占める銀行です。
銀行としての経常利益は三菱UFJ銀行に次いで2番手にあたります。
三井住友銀行のイメージカラーは緑色。ちなみに三菱UFJ銀行が赤色、みずほ銀行が青色のイメージカラーを採用していますよね。
メガバンクの緑といえば、三井住友銀行というくらい大きなイメージを世間に持たれている銀行です。
三井住友銀行の気になる業績とは?
三井住友銀行の業績は順調です。
2018年3月期の決算状況では、昨年比で4%経常利益が向上していました。
個人向けの金融商品の販売がとても好調であり、経常利益の向上に貢献したと考えられています。
またそれだけではなく、クレジットカードの事業での手数料収入などが業績向上の一因なのだとか。
いずれにせよ銀行の収益が悪化するという見方をされている状況の中で、経常利益が向上したのは素晴らしいというほかありません。
三井住友銀行の今後の経営課題
三井住友銀行の今後の経営課題としては、海外にどれだけ進出していけるかが一点。
またフィンテックなどのような新しい金融技術に、どれだけ資本投資をして研修開発を行い、儲けることができるかにかかっています。
三井住友銀行の中長期経営課題として、海外への進出は課題としてあがっていることは知られています。
またビットコインのような仮想通貨の出現で、新しい形での金融とITの融合した商品が誕生したりと、これまでの銀行の存在そのものを根幹から揺るがす技術がドンドン登場してきていますよね。
そのため技術革新の波に乗り、銀行の利益をどれだけ伸ばせるかが、三井住友銀行がの今後の展望が掛かっているといっても過言ではないでしょう。
三井住友銀行の仕事のやりがいとは?第二新卒でも働きやすい?
三井住友銀行の仕事のやりがいは、優秀な社員たちと仕事ができる点でしょう。
元より人材に関して、三井住友銀行は生粋のエリートが集まる銀行とも言われています。
三菱UFJと双肩をなす大銀行であり、売上こそ2番手ですが、三井住友銀行も負けず劣らずの高学歴で仕事のできる社員が集まっているのです。
また海外展開も大きく行っているため、人材の多様性という面から見ても、大きな刺激を受けられる環境で仕事ができるでしょう。
海外での規模が大きいほど海外で仕事をするチャンスにも恵まれるため、やりがいや裁量権の大きい仕事を任せられる可能性が高まります。
優秀な社員たちと仕事をできるという点と、多様性の高い人材と切磋琢磨できるという状況は、第二新卒で転職するのであれば重要な要素であるといえるのではないでしょうか。
三井住友銀行の社風は?第二新卒の働き心地は?
三井住友銀行の社風とは、基本的に年功序列で横並びの人事制度を採用しています。
日系の大企業の中でもかなり体育会系的な社風の銀行であり、体育会系出身者がとくに好まれる傾向にあるとされているのです。
また三井住友銀行は、三菱UFJ銀行のように大企業ばかりを相手にしているわけではなく、中小企業の社長などとも取引がたくさんあります。
そのためどうしても体育会系出身者で、ノリがよくて取引先に好かれる人が採用されやすいそうです。
銀行なので多少の差こそあれ、基本的には体育会系が優遇される世界だと考えて間違いありません。
もしもそういった社風が苦手な場合は、本当に金融関係を志望するのかどうかをじっくりと考えた方が良いといえます。
三井住友銀行では出世できないと悲惨
三井住友銀行も他のメガバンクと同じく、もしも出世できなければ出向などの憂き目にあう恐れが高いです。
なぜなら官僚組織に似たような組織構成をしており、同期の中から1人出世する社員が出てしまえば、あとは全員出世できなくなるという人事制度をいまだに採用しているから。
出世できなければ銀行の中で生き残ることは難しいといえます。
仮にメーカーのような製造業であれば、定年まで役職のない社員も同じ会社で仕事をすることができる可能性は高いですが、メガバンクではそうではありません。
出世争いに敗れると会社内に居場所をなくし、最後には全くこれまでの仕事と関係のない取引先に出向させられる可能性があります。
メガバンクに入った以上は、つねに出世を目指して仕事を全力でする必要性があるといえるでしょう。
三井住友銀行の平均年収は?
三井住友銀行の平均年収は900万円代程度と推測されます。
三菱UFJ銀行に比べれば少し年収は劣りますが、それでもかなり給与の良い企業です。
給料もメガバンクでは二番手といったところでしょうか。
大手の製造業でも、年収は700万円代の企業が多いことから考えてもとても給与の高い企業です。
第二新卒の年齢層にあたる、20代後半でも年収600万円代ととても高い待遇となっています。
第二新卒の年齢層の場合、中小企業になると年収300万円代の人材がいることを考えれば倍近く良い待遇。
金融業界は基本的に年収が高いですね。
三井住友銀行の求める人材象とは?
三井住友銀行はチャレンジ精神あふれる人材を求めています。
採用対象も以前よりも多様化しており、かつては金融業界の中で、しかもメガバンクといえば同じ金融業界からの転職者が多かった歴史もありました。
ですが昨今ではキャリアの多様化を受け、製造業出身者なども採用するなど窓口は広がっています。
またこれまでにはないフィンテックなどの技術が台頭してきたことで、単純に営業職ばかりを採用するのではなく、IT関連職種の採用なども増えているそうです。
仮に現在所属している会社が、メーカーやIT関係で尻込みしている場合は、チャンスと捉えて積極的に転職活動を進めることをオススメします。
なぜなら第二新卒の場合、これまでの業界経験を問われることもありませんし、異業種転職が他の年齢層に比べて比較的容易だからです。
もしも実務経験が3年を超過してしまい、第二新卒扱いでなくなると途端に異業種経験者は転職市場では敬遠されてしまいます。
第二新卒だからこそ思い切った業界チェンジが可能だと考えるようにしてください。
三井住友銀行の面接選考難易度
三井住友銀行の選考難易度は非常に高いです。
理由としてはメガバンクの中でも学歴をとても問われる銀行の1つなため。
東大卒や一ツ橋を卒業している社員が社内で出世レースに奔走しているため、せめて大学は早慶あたりは卒業していることが求められます。
ですが第二新卒は中途採用者という区分の中での採用になるため、職歴が銀行業務にマッチしていれば採用される可能性もあります。
またそれだけではなく、第二新卒者が転職する大きなメリットとして、ほかの業界に染まりきっていないため、今からでも銀行の世界に馴染めると判断されるため採用されやすいのです。
新卒の場合は学歴でしか判断基準が作れませんが、第二新卒の場合は素直さやこれまでの職歴といった強力な武器があるため、勝負できる可能性は高いといえるでしょう。
選考難易度が高くとも挑戦してみてください。
挑戦するだけならタダですよ。
三井住友銀行の面接での質問はどんな質問が来るの?
三井住友銀行の面接での質問は主に志望動機が大切です。とくに他業種出身者は、なぜ金融を志望するのかなどがしっかりと答えられないと、選考で落とされる恐れが高いです。
昨今では人材の多様化を謳っているため、それほど気にされなくなったとはいえど、メーカー出身者はとくになぜ金融を志望するのかなどは、理路整然と答えられるようにしておく必要があります。
なぜなら金融とメーカーは水と油だという人事担当者が存在するから。
メーカーはモノづくりの品質を向上させて、お客様満足度を向上させることで生き残ってきています。
金融業界はモノを持たず、人の魅力やお金を融資するといった形のない製品で利益を上げるための世界。
この両者の溝を埋めてあげる必要があります。
質問例:なぜ、新卒のときにメーカーに入社したのですか?当行への志望動機も教えてください。
解答例:
三井住友銀行を志望した理由ですが、これまでは目に見えるサービスである、製造した製品を世の中に広く製品を供給する事で社会貢献できると考えていました。
ですが現在ではその考え方は変わりました。メーカーで経理の仕事を任されており、銀行の方とのやり取りに同席させてもらっているうちに、この仕事次第で企業の資金繰りから将来の財務計画までが変わる大きな影響力のある仕事だということを認識し、金融業界の大手である御社を志望させて頂きました。
御社では大企業だけではなく、中小企業のお客様とも向き合うことができるので、仕事をしていくうちにさまざまな会社を見ることができるため、成長できると考えたのです。
三井住友銀行の仕事は厳しいのか?激務は必須なのか?
三井住友銀行での仕事は、私達が想像するよりもずっと厳しいでしょう。
基本的には体育会系気質の会社なので上下関係はかなり厳しいですし、金融関係の大手はどこもノルマが多く、未達成の場合は厳しく詰められます。
金融関係はどこも厳しさは同じという部分があります。
また仕事上の上下関係の厳しさに加えて、飲み会なども頻繁に開催されるため、プライベートな時間で体力回復する余裕がなくても仕事をこなさなくてはなりません。
体力的にタフであることと、精神的にもタフであることも求められます。
お酒に強い人であればなんとか仕事を進めていくことはできると思いますが、お酒に強くないという自覚がある人の場合は避けた方が無難かもしれませんね。
三井住友銀行の第二新卒は中途採用者の扱い
三井住友銀行では、中途採用者はやや不利な扱いを受ける恐れがあります。
なぜならメガバンクは、年功序列の賃金体系を人事制度として運用しているため、中途採用者は勤続年数が新卒入社組よりも低くなってしまうからです。
金融機関は入社年次(2011入社のように入社年度で人員管理をする)と年齢で給与を決定する制度を運用している以上、第二新卒入社した場合には積極的に出世を狙って仕事を進める必要性があります。
新卒に比べて不利な条件はありますが、実力があれば跳ね返すことも可能なので、興味がある場合は積極的にトライするようにしてみてください。
充実の福利厚生を備えているのが三井住友銀行
三井住友銀行の福利厚生はとても充実しています。
勤務地変更制度があり、配偶者の転勤に伴って事業所に努められなくなった場合には勤務地を変更することが可能です。
全国に会社を展開しているがゆえに可能な制度ですね。それだけではなく、退職者の再雇用制度も用意しています。
結婚や育児などで退職した社員が再度入社できる精度も魅力的。
女性社員が結婚出産など、ライフイベントでキャリアが途切れてしまわないように配慮されているといえます。
半日休暇制度があるため、半日単位の有給休暇を取得でき、在宅勤務制度も導入。
ワークライフバランスにかなり気を配った福利厚生制度を導入しています。
さらに特筆すべきは育児世帯に対する経済的支援を行っているところです。
託児先の幼稚園への交通費を支給する制度や、小学3年生の3月末までの子供がいる世帯に対しては、月5万円までの延長保育代金・病児保育・ベビーシッター代金を補助する制度があります。
ライフサポート制度という名称で、託児所・ベビーシッター・介護施設などを、福利厚生のアウトソーシング業者に割引価格で受けられるなど、非常に魅力的が制度も。
ここまでの手厚い福利厚生制度は滅多にありません。
とてもワークライフバランスの充実に力をいれた企業であるといえます。
三井住友銀行の社員教育制度は
三井住友銀行の社員教育制度としては、階層別教育制度、公募制度、グローバル教育、ジョブフォーラム制度があります。
階層別教育制度では年齢に応じて求められる役割にそって教育を行います。
公募制度では社内から社員個人が異動したいと思える部署への公募を募る制度があります。
グローバル教育制度では、海外の部署への異動を行うためにグローバル研修を行い世界を舞台に活躍できる社員を増やすことを目的とした教育制度を実施しています。
ジョブフォーラム制度では、三井住友銀行の社員が集結して意見交換をする場を設けており、これからの自分自身のキャリアについて考える場を提供しています。
三井住友銀行はエリート集団
三井住友銀行は洗練されたエリートが集まる、メガバンクの中でもとくに優秀な社員が在籍している大銀行です。
理由としては、高学歴な学生ほどスマートなイメージが先行している三井住友銀行に集まっているためです。
東大や一ツ橋、京大といった本物のエリートが新卒から切磋琢磨しており、出世争いはかなり激しいものになります。
ですがそれでも生粋のエリート達と競える環境は、仕事能力を伸ばす環境としてかなり素晴らしいものですし、本気で仕事をできる環境が整っているとも考えられるのではないでしょうか。
上昇志向の高い第二新卒の方は、積極的に求人を受けるようにしてみてください。
三井住友銀行への第二新卒から転職するなら転職エージェントを
三井住友銀行に第二新卒で転職したい場合には、積極的に転職エージェントを活用するようにしてみてください。
理由としては、メガバンクを筆頭に、金融機関では転職希望者の素性が知れないということが一番のリスクとなるためです。
メガバンクに限らず、金融機関は身元の怪しい人は採用したくありません。
転職サイトやハローワークは誰でも登録して応募できてしまうことから、質のよくない応募者が混じってしまういため敬遠されてしまいます。
転職エージェントの場合には職歴が怪しい人や、正社員歴のない人材の場合には求人を斡旋しないなど、万全を期して転職希望者をフィルタリングしているため、銀行側としても安全です。
また三井住友銀行のようなメガバンクでは転職希望者が多いため、人事の社員が転職サイトやハローワークから来た求人を処理しようと思っても、マンパワー的にも時間的にも余裕がありません。
転職エージェントであれば、信頼できる人材を紹介してもらえる上に、書類選考の手間や応募者の身元が怪しいといった問題をクリアできるため、大手の金融機関ほど転職エージェントに募集をかけます。
またそれだけではなく、転職エージェントはメーカーから金融に飛び込みたい場合でも、親切に注意点などを教えてくれるでしょう。
さらに模擬面接なども実施してもらえるため、いきなりぶっつけ本番で面接に挑んで失敗してしまうというような事態を避けられます。
転職エージェントを積極的に活用することで、三井住友銀行のような社会的信用度の高いメガバンクへの転職成功の道は開かれるのです。
第二新卒特化の転職エージェントを活用して、三井住友銀行への第二新卒での内定を勝ち取りましょう。
第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。