第二新卒職種

第二新卒で商社に転職するには?総合商社/専門商社の採用動向を解説

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営業マンにとって商社での仕事は憧れのひとつなのではないでしょうか。

実際に商社では、営業マンこそが会社の看板だといえるでしょう。待遇のよさも破格で、メーカー系の営業職の待遇の比ではありません。

総合商社はとても待遇が良いことで知られていますが、専門商社でも営業マンの給与はとても良く、かなり恵まれています。

ですが第二新卒の立場から、本当に商社へ転職できるかどうかを不安に思っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、商社が第二新卒に求めていることや、転職を成功させるための秘訣についてご紹介します。

 

総合商社と専門商社の違い!第二新卒だからこそ知っておきたい強みと弱み

商社は日本独自の商業形態といわれていますが、その中でも大きく分けて「総合商社」と「専門商社」の2つに分けられます。

どちらも商社であることに違いはないのですが、仕事内容はまるで異なることに注意が必要。

それぞれに強みと弱みがあるため、特徴も兼ねて、まずは2つの違いを理解しておきましょう。

 

総合商社の特徴

総合商社には5大商社と呼ばれる、三菱商事・伊藤忠商事・丸紅・三井物産・住友商事があります。

総合商社の社員に対する待遇は破格に良く、日本を代表するような企業ばかりです。

待遇だけ見ても魅力的ですが、それだけでなく、とてもやりがいのある仕事に従事できるでしょう。

総合商社の強みは、そのスケールメリットを活かした商売ができる点です。何兆円ものインフラ投資を行ったり、世界規模で新たな事業に携わるなど、総合商社にしかできない仕事がたくさんあります。

また取扱い商品の幅広さも総合商社の強みだといえるでしょう。あらゆる資源開発から、コンビニで買える食品まで、さまざまな分野の商品を名前の通り「総合的に」扱います。

「ラーメンからミサイルまで」という言葉が有名ですが、それほど大きなスケールな仕事を行うのが総合商社の仕事。

反対に弱みととしては、会社規模の大きさゆえに、専門商社に比べて動きはどうしても鈍くなります。

意思決定までに多くのセクションを挟む必要があるため、決済が下りるまでに時間がかかるのです。総合商社はその会社の規模の大きさゆえの弱さを抱えています。

 

専門商社の特徴

専門商社はニッチな商品を取り扱う商社です。

専門商社は5大商社のように限られはおらず、中小を含めて日本全国にたくさんの会社があります。

総合商社のように大量のラインナップを扱うことはなく、狭く深く商材を扱い差別化されているのが強み。

総合商社に比べれば、スケールメリットはないですが、専門商社ならではの豊富な知識力と販売力を持っています。

業界に精通しているために人脈も広く、扱う商材の先を見通す戦略を立てることも得意です。

反対に専門商社の弱みは、狭い分野でしか商材を扱っていないので、業界の環境が悪化した場合にダメージが大きくなりやすいこと。

業界の雲行きが怪しくなった際に、別の業種へと足を伸ばせればよいのですが、専門の商材を扱う商社ゆえに業界の外の仕事は苦手です。

またルート営業が中心のためか、そこまで規模の大きな仕事にならない傾向にあるため、そこまでやりがいを感じないと感じる営業マンも多いといいます。

 

第二新卒で狙うならどっち?商社の営業職と事務職による待遇の違い

商社の花形部門は営業職です。基本給だけでなくインセンティブや残業代まで考慮すると、ほかの部門にくらべて1.8倍ほど高い給与が設定されている会社もあります。

反対に商社では事務職の待遇はあまり良くなく、決して恵まれたものではありません。

商社という業種の性質上、営業職と事務職の給与が同じだとすると、営業マンがやる気をなくしてしまうことも理由の一つです。

また求人においても事務職はすぐ採用できる傾向にあるので、給与は営業マンとくらべるとどうしても安くなります。

商社は利益率も低く、営業マンの稼ぎに会社の業績を依存しています。利益を上げられる人材であれば、あっという間に昇進することもあるでしょう。

商社はまさに稼いでくる営業マンが命といえる典型的な業界です。

商社の管理部門(人事・総務・経理)などは、裏方の仕事のために待遇はやや低めの設定。

それだけ稼いでくる営業マンが、商社にとっては命なのでしょう。

せっかく商社への転職を考えているのなら、営業職を志望するのがおすすめです。

 

人事権も営業側が握っている場合も

商社は各課の部店長・部課長の意見と発言力がとても強い点が特徴です。

人事部主導で現場の人事異動を決めるのではなく、部門長同士の話し合いでトレードを決定することも多く、結果を人事に伝えて承認してもらうというケースも。

これは採用を人事が担う、一般の企業では考えられないルートですが、営業が力を持つ商社ならではの風習だといえます。

それだけ稼いでくる部門が強く、権限を持っているということ。

私自身も専門商社の管理部門で働いた経験がありますが、ほかの会社とは明らかに違い、営業部門の権限がとても強かったことを覚えています。

事務職志望の方であれば、専門商社にこだわる必要はないかなとは思いますが、営業志望の方にとってはとても良い環境でしょう。

もちろん事務職志望でも、商社で働くことになんの問題もありません。こだわらなくてもよさそう、というだけです。

 

総合商社・専門商社は激務!未経験の第二新卒でも耐えられる?

みなさんも「商社=激務」のイメージを持っている方は多いと思います。

実際の商社の勤務は激務となりやすいのが実情。

商社の仕事は顧客と売上を中心に物事が進み、ライバル会社の存在もあるために、どうしても相手に合わせなければなりません。

ここでは私が経験した事のある商社での仕事についてご紹介します。

 

機械系・電子部品系の商社

機械系や電子部品を取り扱う商社はたくさんありますが、基本的には激務です。

顧客が大手の家電メーカー・工場・車関係であることが多く、ライバルの同業他社もたくさんいます。

その中で自社から製品を買ってもらうには、泥臭い営業活動が確実に必要。

コンプライアンスのために接待が禁止されているご時世ですが、自腹で飲みに行ったり、土日はお客様の設備立ち上げに立ち会うなどを自主的に行います。

もちろん会社命令などではなく、営業マンが自ら動くのは当たり前。

不具合が出れば、24時間対応しなければならない事もザラです。技術が動く前に営業が現場に出るのが基本でしょう。

業界全体的に古い体質の会社が多く、体育会系の営業マンが評価される世界でもあります。

頭が良いスマートな営業マンよりも、どちらかというと顧客や上司に従順な人ほどかわいがられる傾向です。

良くも悪くも、どこまでも体育会系の縦社会の業界だといえるでしょう。

 

素材系・化学系商社

電子部品メーカー等よりも上流で、海外から調達した樹脂や特殊金属を卸す素材系商社。これらの商社の仕事は、比較的ゆったりしている印象です。

商社でも落ち着いていられるのは、モノ作りの上流工程のため、大手のメーカーとの仕事が多く、既存顧客が売上のほとんどを占めるルート営業中心だからこそ。

ただし素材系の製品はかなりの低利益ビジネスであり、利益率が1%-3%なんて日常茶飯事で、景気の影響を受けやすいところがデメリットでしょうか。

待遇はほかの商社とくらべて高給とはいえず、どちらかといえば安定傾向にあります。

 

食品系商社

食品商社はとても激務です。とはいえバブル期にくらべるとかなり業務負担は下がっています。

バブル期は接待などで、平日の仕事の終業後に顧客との飲み会や、休日にゴルフなども多かったのですが、現在ではコンプライアンスを重視する会社が増えてきたために接待は減少傾向です。

食品商社が激務である理由は、顧客からの品質クレーム(異物の混入)や産地偽装の問題など。食品業界では、毎日のように世間の冷たく厳しい目にさらされているのが原因です。

食品商社はメーカーではないため、品質クレームを受けることはありませんが、仲立ちをしているので回収騒ぎに巻き込まれれば休みは潰されてしまい、対応に走り回らないといけません。

食品関係は商社だけではなく、メーカーもつねにクレームの発生に対して敏感。

また食品関連の商材は単価が低く、多量を販売する必要があるため、多くの顧客を相手にする必要があることも激務の理由。

単価が低く利益率も低めなことから、商社の中でも給与が低い傾向にあります。

ただし将来性のある商社も少なからずあることから、入社をする企業選びには慎重になるべきでしょう。

 

第二新卒で商社に転職するうえで大切なこと

第二新卒で商社の求人を受ける際には、とくに注意する必要があるのは、なぜ商社の仕事をしたいのかという部分について深く考える必要があることです。

一口に商社といっても、総合商社から専門商社に至るまで、取り扱っている商品はさまざまです。

扱う商材によって、会社の雰囲気や待遇もガラっと変わりますので、事前によく志望する業界を絞るようにしましょう。

 

個人主義の営業が多い

商社は個人プレーで仕事ができる、数少ない職種です。証券会社の営業職にも似た雰囲気で、役職よりも個人でどれだけ売り上げたかのほうが大切にされます。

日本では数少ない成果主義の仕事が商社の営業職といえるのではないでしょうか。

商社で働く人材に必要なのは、強烈な売り上げのプレッシャーに物怖じせず、つねに仕事をこなせるタフなメンタルとフィジカルでしょう。

商社の仕事は利益が少なく、大量の労働時間を投入するか、効率よく利益率の高い商品を売ることで活躍する必要性があります。

大切なことは、周囲に頼らずに自らの力だけで利益を追求するタフさです。

総合商社だけでなく、専門商社でも個人プレーの風土は変わりません。

どちらかといえば体育会系で、自分の実力を試したい方には、とても向いているのが商社の仕事だといえます。

その正反対に全体の調和を大切にするタイプの人には、商社は向いている風土ではありません。

かなりの個人主義で、ある意味ドライな社風であることが商社の特徴です。

会議や打合せより、まずは顧客へ電話をかけて売上のためにひたすら働く、そんなスタイルが基本です。

 

総合商社に第二新卒で採用されるには?

総合商社に採用されるためには、かなりの実力が必要です。

基本的に学歴は重視されやすく、能力も求められるでしょう。

総合商社を狙うためのポイントについて解説します。

 

海外で働く可能性があるため英語力が必須

総合商社への入社難易度はとても高く、第二新卒であっても学歴が問われます。

しかしながら、第二新卒では学歴以外の要素が多分に加味されるケースも。有名大卒でなくても諦めないでください。

第二新卒はまだ若く伸びしろがあり、大卒であればだれにでも入社のチャンスがあります。

そもそも学歴だけで採用を決めるのであれば、人事部の存在自体が必要ありません。

大切なのはこれからどのように活躍していきたいかです。

総合商社に中途採用される人材の条件としては、英語が使えることは最低条件のため、TOEICは700点ほどは必要でしょう。

また総合職としての採用になりますので、事務職になるのか営業職になるのかは配属されるまでは分かりませんが、営業職に配属されると思いましょう。

仮に総合職採用で、どの部署に配属されるかわからない状況でも、営業職への適性は必須です。

 

具体的な志望動機の例

24歳でメーカーに新卒で就職し、2年間ほど営業の仕事に従事してきた人を想定します。

総合商社への志望動機例

私は入社した現在の会社で、2年間ほど営業職に従事してきました。入社当初は海外営業を志望しており、TOEICは700点を現在でも維持しています。

グローバルな事業も展開されている御社を志望しました。またメーカーにはない、自分自身で仕事を構築できる点にも魅力を感じております。

これまで私は所属しているチームで、つねに上位の成績を残してきました。積極的に新しい仕事を獲得するため、販売エリアを拡大し、周囲の力を借りずに営業したことが理由です。

積極的に仕事を推し進める力をつけた結果であると考えています。

現職ではメーカーの営業職ということで、社内調整に終始しそうになる場面もありましたが、積極的に新しいお客様を求めたたため、その目標からブレることなくこれまで成果を上げてきました。

この自ら積極的に仕事を推し進める力をアピールポイントとして、御社で活躍したいと考えております。

英語力のアピールと、自ら積極的に仕事を進める力をアピールすることで、商社の風土にマッチした志望動機となりました。

総合商社ではとくに自立した人材が活躍する傾向にあります。

 

専門商社に第二新卒で採用されるには?

英語力に加えて、泥臭い仕事に耐えることができる忍耐力をアピールしましょう。

専門商社は会社がたくさんあるため、自分自身がこの商材で社会に貢献したい!と思えるようなものを扱っている商社を受けることが肝心です。

待遇も会社によってバラバラなため、待遇面のチェックも忘れないようにしましょう。

食品なのか、鉄の商社なのか、扱っている商材によって仕事の内容も待遇も大きく変化します。

鉄などは専門商社には、JFEをはじめとした圧倒的な強みを持った企業があり、ライバルも少ないため待遇はとてもいいです。

自分自身が興味があり、しかも待遇のいい商社を選ぶことがキャリアアップの近道となります。

なお専門商社であっても海外との取引が多く、英語力が求められるためにTOEICの点数も必須です。

また泥臭い仕事が多いため、それに耐えられるだけの忍耐力も必要でしょう。

 

具体的な志望動機の例

現在25歳で新卒からメーカーに就職し、3年間ほど営業の仕事に従事してきた人を想定します。

専門商社の場合の志望動機例

私は入社した現在の会社で、3年ほど営業職に従事してきました。学生時代からTOEICは勉強してきており、現在も自主的に継続し、英語力の向上に努めております。

メーカーの国内営業が現在の仕事ではありますが、いつかは海外を相手にする仕事をしたいと考えており、大学生時代は英語学習のためにフィリピンに留学しておりました。

また現在の営業の仕事ですが、所内でもつねに上位の成績を納めております。

営業職として顧客と積極的にコミュニケーションを取ることや、他の営業職がしていないような泥臭い仕事を率先して行ってきた結果であると自負しております。

泥臭い地域のお祭りの準備だけでなく、その地域の人に親しまれようと努力するために、土日ごとに販売地域の行事に参加するようにしてまいりました。

周囲がそこまでやる必要はない、ということであっても会社の業績向上のためと思い、手を抜かず仕事をしてきた結果、支店でも上位の売り上げをキープすることができていると考えております。

私の強みは地道な仕事を楽しみながらできることと英語力、そして周囲に流されることなく、自分の考えで行動できる力です。

この強みを活かして御社で活躍したいと考えております。

地道な努力ができる営業職として十分アピールでき、英語力もあるなど、説得力のある志望動機となりました。

このように相手の求めているポイントを追求することで、内定を得ることができます。

 

第二新卒から商社の内定を勝ち取るために転職エージェントを活用する

総合商社や専門商社のように、人こそが会社が潤うための資源と考えている企業は、人を厳選して採用します。

求人を転職サイトなどに出せば、応募者が多くなりすぎて効率的な採用ができなくなってしまいますので、転職サイトやハローワークに求人を出すことはありません。

優秀な人材だけをピックアップして採用したいと考えている会社が大半です。

そのため商社は転職エージェントへ非公開求人を出すケースがほとんど。自社にマッチングしそうな人材のみを採用するパターンが圧倒的に多いです。

とくに人気のある商社は自社ホームページでの採用受付よりも、転職エージェントで見極められた人材を採用したいと考えています。

転職エージェントを積極的に活用し、求人を紹介してもらうようにするのが、商社への転職実現に向けた最短コースです。

第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

>>【3社だけでOK!】第二新卒の転職活動で使うべき転職エージェント

 

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