日本を代表するメガバンクである三菱UFJ銀行。
金融業界の中でも、憧れている人もかなり多い企業の一角ではないでしょうか。
もし三菱UFJ銀行で働いている、と人にいえれば、それだけでステータスになるような銀行です。
今回はそんな三菱UFJ銀行に第二新卒から転職する方法だけでなく、現状や年収状況などについてくわしくご紹介します。
Contents
- 1 三菱UFJ銀行ってどんな会社?
- 2 三菱UFJ銀行の気になる業績
- 3 三菱UFJ銀行の仕事のやりがいとは?
- 4 三菱UFJ銀行の社風とは?第二新卒でも働きやすい企業文化なのか
- 5 三菱UFJ銀行の平均年収は?給料はどれくらいもらえるの?
- 6 三菱UFJ銀行の求める人材象とはどんなものか?
- 7 三菱UFJ銀行の面接選考難易度は?
- 8 三菱UFJ銀行の仕事は厳しいのか?激務は必須?
- 9 第二新卒でも大丈夫?三菱UFJ銀行は中途採用者の扱いはどうなの?
- 10 三菱UFJ銀行の福利厚生はとてつもなく良い
- 11 三菱UFJ銀行の社員教育制度は充実!
- 12 金融業界は本当に大変
- 13 三菱UFJ銀行への第二新卒で転職するなら転職エージェントを
三菱UFJ銀行ってどんな会社?
三菱UFJ銀行はメガバンクであり、3大メガバンクと呼ばれるみずほ銀行、三井住友銀行に比べても日本最大級の規模を誇る銀行です。
もともとは東京銀行とUFJ銀行が合併し、三菱東京UFJ銀行が生まれた経緯がありますが、2018年4月1日より三菱東京UFJ銀行という名称から、三菱UFJ銀行に社名変更を行いました。
幾度の吸収合併を繰り返して生まれたのが、現在の三菱東京UFJ銀行というわけです。
三菱UFJ銀行の気になる業績
三菱UFJ銀行の業績そのものは悪くありません。
利益などは三菱UFJ銀行は、3大メガバンクの中では増益に転じています。
しかしゼロ金利政策により預金高の減少など、メガバンクはどこも苦境に立たされており、三菱UFJ銀行も例外ではないのです。
また人件費削減に向けてAIを導入することにより、店舗の自動化を積極的に進めたりと、人材削減に向けても動き出しており、人材削減の流れは避けられません。
もともと金融分野はAIやシステムにとって変わられやすいものですから、これは仕方ないことなのでしょう。
三菱UFJ銀行の今後の経営課題
三菱UFJ銀行の今後の経営課題としては、マイナス金利政策にどう対応するかということです。
以前は銀行などの金融機関が日銀に対して預金を行っている場合、法定額を超過した場合にはこれまでは利息を受け取ることができていました。
ですがマイナス金利政策で、むしろ利息を受け取るのではなく、銀行などの金融機関が日銀に対して利息を支払わなくてはいけないという状況になっています。
これまで利息で受け取っていたお金を、マイナスで受け取る必要性が出てくるという事で大きなインパクトがあります。
またそれだけではなく、貸付業務がスムーズにいっていないという現状もあります。
現在は銀行はお金を貸したいけれど、企業がお金を借りてくれないという状態に陥っているのです。
貸付すらできない厳しい現状を乗り切るために、さらにお金を貸せる状態まで審査基準を緩めるなどの緩和を行っていく必要があります。
しかし焦げ付きなどを考えると、かんたんに審査基準をゆるめることもできず、課題は多いといえますね。
三菱UFJ銀行の仕事のやりがいとは?
三菱UFJ銀行の仕事のやりがいは、大きな仕事を経験できる事です。
三菱UFJ銀行は日本でも最大級のメガバンクであり、動かす金額の大きい仕事を任せてもらえます。
また専門知識を深めながら働けるというところも大きいです。
企業の財務などにくわしくなければ法人営業はできませんし、将来は起業したいと考えたときにも金融業界での経験は役に立つと言われています。
それだけではなく、社会にあるさまざまな企業を相手に仕事を行うことで、世の中のお金の流れをダイレクトに感じることができるのも魅力の1つです。
金融業界の仕事は激務で有名ですが、お金そのものが商品という世界なので、激務になるのは当たり前といえば当たり前なんですね。
三菱UFJ銀行の社風とは?第二新卒でも働きやすい企業文化なのか
三菱UFJ銀行の社風とは、実力主義と年功序列の入り混じった日本企業らしい人社風です。
三菱UFJ銀行は、ある程度まで年齢を重ねる事で昇給するシステムとなっていますが、出世できなければ後の待遇はとても厳しいものになります。
出世の方式としては銀行では減点方式が採用されています。
メーカーやITのように創造的な仕事を行い、とにかく新商品を開発してイノベーションを起こすというような業界ではなく、基本的に融資業務や支店内の事務作業などとにかくミスをしないことが大切です。
お金の勘定など1円でもミスをすれば、周囲に多大な迷惑をかけることになりますからね。
三菱UFJ銀行では出世できなければ出向や転籍となる厳しい世界
三菱UFJ銀行は、メガバンクの中でもかなりシビアな評価をされる世界であり、もしもある程度の年齢になって役職になっていなければ、関連会社に出向や転籍となる恐れが高いです。
私はメーカーで人事職をしていますが、面接希望者には銀行からの出向役員の方がかなりいます。
一橋大学出身の方もいらっしゃれば、東大法学部卒でも出世運に恵まれずに出向から転籍となり、銀行にいられなくなってしまった方は数多くあるのです。
出向と転籍の大きな違いを理解しておく
出向の場合には会社に身分を残したまま、銀行員としての身分で出向先の会社に出向くことです。
出向は出向元との身分を維持した関係なので、給与や退職金積み立てなどはそのまま維持されますし、健康保険証なども変える必要はありません。
転籍は会社を退職するのと等しいものです。
健康保険証も転籍先のものなりますし、給与は転籍先の水準に合わせ、退職金なども積み立てが終了して清算されるのが慣例。
一見すると出向の方が良いように見えますが、出向を受け入れたら最後です。
ゆくゆくは出向先に転籍させられる場合がほとんど。
銀行で出世争いに敗れると、結末はかなり悲惨だと考えておいた方がよいと言えます。
三菱UFJ銀行の平均年収は?給料はどれくらいもらえるの?
三菱UFJ銀行の平均年収は1,100万円代程度と推測されます。
金融業界の慣例通り、年収はやはり高いです。
大手のメーカーであれば700万円代やそれ以下の企業も多いため、平均年収でこれだけ高い収入を得られるというのは、相当な高給であるといえるでしょう。
第二新卒の年齢層である20代後半でも800万円近い年収があると推測されます。
銀行は構造上、入社してから3年が経過すると給与が上がる仕組みですが、メガバンクの筆頭である三菱UFJ銀行に採用されれば、いきなり高い待遇で勤務をスタートできるのです。
銀行の場合は第二新卒で入社した方が、年収的には高くなる可能性が高いといえます。
三菱UFJ銀行の求める人材象とはどんなものか?
三菱UFJ銀行の求める人材象は、物事に対して自ら積極的に課題を発見し解決できる人材です。
なぜならはじめは銀行の融資業務などに配属される可能性が高いから。
銀行の融資業務などで新しい取引先を開拓するといった場合には、まだまだ発展途上の企業に対して融資を行っていく必要があります。
その企業が伸びていくのか、倒産して回収不能になるような危険性のある企業ではないのか、などは実際に銀行員として、経営状態や信用能力などを自らの目で確認していかなければなりません。
また融資の可否判断なども行わなくてはならないなど、解決すべき問題が常について回るのがメガバンクの仕事です。
当然、責任を伴いますし、減点主義の人事制度なので、ミスをすればあえなく出世から外れていくことになります。
自ら積極的に動くことで、自分を助けることになるという考え方のできる人材でないと、生き残ることそのものが難しい組織なのです。
三菱UFJ銀行の面接選考難易度は?
三菱UFJ銀行の選考難易度はとても高いですが、第二新卒でも採用される可能性はとても高いです。
なぜなら三菱UFJ銀行は支店の従業員を減らすなど、不景気な話題で持ちきりになってり、AIの台頭でこれから出世争いが激しくなるどころか会社内に生き残る事すら難しいと言われているから。
しかも新卒採用はすでに崩壊しています。
昨今の若者は、高い給与であっても、激務の傾向にある金融関係の仕事を避ける風潮があるため、新卒からは敬遠されて人の採用が銀行でも難しくなってきているのです。
それに加えて先述したようなAI導入による人員削減、支店業務削減などの複雑な事情もメディアに取り上げられており、将来性のない業界と新卒に認識され始めています。
しかしながら、これだけの大手の金融機関であり、世界的な規模で見ても大きな金融機関が倒産することは滅多にないのが現実でしょう。
情報に踊らされるのではなく、現実的に金融の仕事を本当に第二新卒から挑戦してみたいのかなどを基準に考えてください。
さまざまな自分自身の置かれている境遇に対して、本当にやりたいことをできそうだと感じる場合に挑戦しましょう。
第二新卒で若いうちであれば、仮に金融機関に転職して少し失敗してももう一度転職する事は可能です。
ある意味では採用されるチャンスがとても大きいといえるため、挑戦することは良い選択であると言えます。
三菱UFJ銀行の面接での質問を特集!
三菱UFJ銀行の面接時の質問はオーソドックスなものばかりです。
典型的な金融機関の質問として、誠実な人柄かどうかなどが試されるものがあります。
お客様のお金を預かったり、企業にお金を融資する仕事なので、当然、不誠実な社員には重要な仕事を任せられないと考えているため、誠実な人柄をアピールするようにしてください。
またとくにメーカー系出身者はなぜ金融を志望したのかについてはしっかりと答えられるようにしておいてください。
質問例:なぜ、三菱UFJ銀行を志望されましたか?
解答例:
三菱UFJ銀行を志望した理由は、現在働いているメーカーとは違い、目に見えない商品で仕事をすることで高い利益を上げることができると考えたことです。
また自分自身が主体となって仕事を行えると考えたためです。
メーカーでは自分自身が主体的になって活躍をするというよりも、商品ありきの仕事になっており、営業職をしていても達成している実感があまりありませんでした。
そこで御社であれば、法人部門であってもリテール部門であっても、主体的に仕事を行う事ができると考えて志望いたしました。
三菱UFJ銀行の仕事は厳しいのか?激務は必須?
三菱UFJ銀行での仕事は、あなたの想像以上に厳しいものでしょう。
基本的に苛烈なノルマが営業職には課せられますし、典型的な日本企業の体質をいまだに引きずっているため、配属される支店によってはパワハラ気質が残っている可能性があります。
またそれだけではなく、先輩社員とのコミュニケーションの密度などもメーカーにくらべるとかなり高いため、会社が終わってからも飲み会などの行事が頻繁に行われるそうです。
プライベートも全て仕事にコミットする代わりに高い給料が得られる、と割り切れる人であれば転職しても大きな問題はありません。
ですが過度な社員同士のコミュニケーションの問題などが根深いため、よほど体育会系の組織になれている人でないと、金融関係への転職は転職後に精神的に厳しいのではないでしょうか。
第二新卒でも大丈夫?三菱UFJ銀行は中途採用者の扱いはどうなの?
三菱UFJ銀行では基本的に新卒社員を偏重する傾向にあります。
もともと日本の銀行では中途採用者の人数そのものが少ないこともあり、あまり中途採用者が大切にされることはないと考えた方が良いでしょう。
加えて東大法学部卒や一ツ橋の上位学部を卒業したとても、ハイレベルな人材が社内に残っていることから考えれば、かなり優秀であるという自信がないと生き残るのは厳しいと言えます。
ですが生き残ったときのリターンはとても大きく、年収1200万円以上を得ることも夢ではないですし、高い役職に就けばかなりの生涯賃金になることが間違いありません。
ハイリスク転職にはなりますが、リターンも大きいのが金融業界への転職だと言えます。
まだまだ第二新卒は年齢も若いので、積極的にリスクをとっていく姿勢を崩さなければ大きなリターンを得ることが可能です。
三菱UFJ銀行の福利厚生はとてつもなく良い
三菱UFJ銀行の福利厚生はとても良いです。
まず社宅などは当たり前のように用意されているので家賃などが一切かかりません。
それだけではなく社員持ち株会や財形貯蓄制度もありますので、給与が高い上に福利厚生が手厚いというまさに理想の福利厚生を備えた企業と言えます。
また働き方改革に要請する形で産休や育児休業なども積極的に取得する姿勢をとっており、とても良い状態であると言えるでしょう。
大企業ならではの福利厚生の手厚さで、外資系メーカーよりも高い給料というとてもとてもよい状態になっています。
三菱UFJ銀行の社員教育制度は充実!
三菱UFJ銀行の社員教育制度としては、法人営業分、リテール部門など部門ごとの研修もあります。
またそれだけではなく、自己系啓発のための取り組みや、企業のグローバル化に伴って必要とされる能力の取得のための場を提供しています。
自己啓発の内容としては語学学習制度、公認会計士やファイナンシャルプランナーなどの資格取得のための勉強のサポート、通信講座の優待制度など勉強できる環境も。
銀行では資格取得のためにたくさんの勉強をしなくてはならないため、自主的にも勉強する機会は多いのですが、さらに勉強できる環境を提供しています。
金融業界は本当に大変
テレビドラマの半沢直樹という銀行員が主人公のドラマが大流行しましたが、銀行出身の役員曰く、本当にあの通りの世界だというお話をよくされます。
それだけ熾烈な生き残り争いがあり、派閥の争いに加えて人間関係の煩わしさが付いて回るのが銀行員という仕事だと言えるでしょう。
またそれだけではなく、仕事そのものが大変ストレスの溜まるため、かなりキツイと覚悟して面接に行くのが良いです。
実際にメガバンクで働いている友人の話を聞いても「ストレスで頭がおかしくなりそうに新卒の頃はよくなった」と話している友人もおり、職場でのストレスは想像を絶するものがあると推測されます。
タフで頭も切れるという人材ですら潰されそうになっているのがメガバンクなので、かなり優秀な人材でも自分を試される場面がたくさんあるということです。
自分を信じて乗り切れるという確信がある場合には、積極的に狙うのはありだと思います。
三菱UFJ銀行への第二新卒で転職するなら転職エージェントを
三菱UFJ銀行に第二新卒で転職したい場合には、転職エージェントを活用する必要があります。
なぜなら転職エージェント以外に金融大手の求人が出てくることがあまりないから。
転職サイトなどで求人応募を呼びかけるのは滅多にありませんし、転職希望者が多く集まった場合に、時間がかかりすぎることを嫌うので、転職サイトには滅多に求人が出てきません。
銀行の大手が中途採用者を募る場合は、新聞広告を一面に使って採用をすることもあります。
ですが新聞広告を見ていない場合には、面接を受ける事すらできないため、まずは働きながらだと情報を得ることは難しくなるのです。
ハローワークやタウンワークなどにも求人が出ることもありますが、たいていの場合は支店勤務のパートアルバイト向けの求人で、滅多に正社員の総合職の求人は出ていません。
転職エージェントに求人が出ていると考えた方が自然です。
もしも採用担当者であれば求人を行うのであれば、良い人材に来てほしいと考えれば、逆説的に転職エージェントを活用せざるを得ません。
とくに金融関係は信用できる人材を総合職として採用したいと考えているので、信用できる人材であることが採用するための第一条件となってきます。
ハッキリ言って転職エージェント以外の媒体を活用するとこの部分を満たすことが難しいです。
ハローワークは本気でない人材が応募してくることが予想されますし、転職サイトも同じようなレベル。
転職エージェントであれば、原則転職エージェントが一度スクリーニングした人材を選んで銀行に紹介しますし、採用担当者としても安心できます。
転職エージェントを積極的に活用する事で三菱UFJ銀行の内定を勝ち取りましょう。
第二新卒の方にオススメの転職エージェントは、下記の記事でくわしくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。